日曜日だけは、彼氏の仕事が休みなので、ゆっくり寝ていられる。

今日は起きたら8時を回っていた。彼はまだフガフガ眠っている。

私は布団から抜け出して、朝食の準備に取り掛かった。

「玉子サンドにしようかな」と思ったが、小さなクリームパンしかない。

「明太子のおにぎりを作ろうかな」と冷凍庫を開けたけれども、ご飯も残っていな

い。

運悪く、コーンフレークも切らしている。

さてさて、何にしよう??

戸棚を探してみたら、いただき物の稲庭うどんの乾麺が大量に見つかった。これ

を食べるしかなさそうだ。

だが、よく見たら、めんつゆがない……。

スパゲッティとパスタソースはあるが、昨日の夕食はカルボナーラだった。さすがに

連続はイヤだ。

八方ふさがりである。

時間はかかるけれども、急いでご飯を炊くか、それとも寒さを堪えて、コンビニ

までパンを買いに走るか。選択肢はそれくらいだろう。

悩んでいると、彼が起きてきた。

「おはよう、お腹すいた。朝ごはん何?」

彼の胃袋は、ご飯が炊き上がるまで待てそうもない……。仕方ない、コンビニだ

と思ったときだ。私は食べたかったものを思い出した。

「あっ、そうだ。肉まん食べたくない?」

「肉まん? うん、食べたい、食べたい」

このところ、やたらと寒い日が続いており、私は何年も食べていない肉まんが恋

しかった。

「じゃあさ、着替えたら買ってきてよ」

「……俺が買ってくるの?」

「えー、だって私は、これから準備があるから、出かけてたら遅くなっちゃうでしょっ」

うまいことを言って彼に500円玉とタバコ代を押し付け、「肉まんとピザまんね」

と言いつけた。

「じゃあ、ミキは肉まんとあんまんにする」

彼が買いに行っている間、私は申し訳程度の野菜スープを作って待つ。

10分後には、ホカホカの肉まんとピザまんが食卓にやってきた。

「いただきまーす!」

セブンイレブンでは、中村屋の中華まんを販売しているらしい。

私は、横浜中華街で売られているような、肉たっぷりの豚まんは苦手だ。肉はちょっと

でいいから、胃にもたれないものがいい。

「美味しい♪」

彼も喜んで食べていた。ピザまんを食べたことがないと言っていたので、彼のあん

まんと、私のピザまんを半分こにして交換した。ピザまんは昔と変わらない味だった

が、あんまんは胡麻の風味が香ばしく、進化したような気がする。

食べものがない貧しい朝から、一転して、幸せな朝食が楽しめた。

年賀状って、つまんないですよね。

本来は新年の挨拶回りの代用らしいのですが、
前年に結婚した人は、披露宴の写真を、
赤ちゃんが生まれた人は赤ちゃんの写真を、
子供がいる人は子供の写真か家族写真をそれぞれメインにするか、
干支の動物のイラストをメインにするか、
そして『あけましておめでとうございます』とか『謹賀新年』などの
お決まりの文字と『みんなで飲みにでも行こう!』とか
『はやくいい人をみつけなさい!』などと一言
送る相手に伝えたいメッセージを添えるのが一般的でしょう。

これが私には許せません。
ほのぼのとしたつまらない写真など見たくないし見せたくない!
私はベタ廃絶主義者です!!

そこで2008年用に私が作成した年賀状の話をします。
4種類の年賀状まで絞っての最終決断です。

【候補1】
好きなサッカーチームの画像。
これは、サッカー好きにはたまりません!

ですが、サッカーに興味のない者には
全く共感を与えることができない。

しかも、素人の携帯撮影なのでセンスもいまひとつ。
そんな訳で却下!

【候補2】
ハマナスでおなじみ石狩灯台で100m離れたところにある
ベンチの上で私が仰向けに寝ている画像。

この撮影が難しかった。
友人に撮影をしてもらったのですが、角度や高さが微妙!

そんな訳で却下!

【候補3】
仕事の取引先でありかなり昔に食肉偽装で問題となった
ミートホープ㈱の経営者親子の名刺を使った画像。

名刺をライフカードCMのオダギリジョーのように体の前に持ち、
『どうするのオレ!』みたいにポーズをきめた私の画像。

これは、けっこうブラックですが社会批判と笑いのコラボレーション。
そんな訳で、この画像を採用!

年賀状に製造年月日 2015年1月30日と、
偽装した製造年月日もおまけで付けておきましょう。

私はこの年賀状をリアルな友人と会社の上司、同僚宛に55枚送ります。

2015年になって、私の年賀状に対する評価ですが、
年賀状を見た半分の人は面白い、
友人が笑っていた、なかには腹がよじれたなどと、
大変にありがたい評価をしてくださることでしょう。

もうすぐ冬が来て雪が降り始めますね。
憂鬱です。

豪雪地帯の朝は雪掻き(除雪)からはじまります。

舗装内に電熱線を埋設したロードヒーティングが設置されていない会社は除雪作業が必要でエンジンを原動力とした除雪機も置いていない会社ではスコップやスノーダンプで従業員が雪掻きをしなければなりません。

雪国のマナーとして朝に数センチでも雪が積もったならば雪掻きをしまなければなりません。
汚れてもいない床を毎朝モップをかけたり汚れていない机の上を拭いたりするのと似ているのかも知れません。

さらに10センチ以上降り積もった朝は何時もよりかなり早く出勤して雪掻きをしなければならなくなります。
そうしなければ午前中の仕事が雪掻きで終わってしまいます。

最悪なのは吹雪の中、玄関前の雪掻きを行い次に駐車スペースの雪掻きを行って“やっと雪掻きが終わったよ!”と思いきや最初に雪掻きした玄関前にはすでに10センチ近く雪が積もってしまっているなんてときで、こんな日はどんなに雪掻きをしても意味がないのでボイコットしてしまいます。

20センチ以上降り積もった朝は道路は渋滞していることが多いので、いつも以上に通勤に時間がかかるし早くから雪掻きの儀式がはじまるってことで、プレッシャーになってしまいます。
私は遅れてきた奴にムカついて、その日は一日中学生のいじめのように無視します。

昨日の朝、ベットで目覚め枕もとのメガネを手探りで探して時計に目を向けると時間はAM8:00でぎりぎり遅刻せずに間に合うかなってくらいの時間です。
雪が積もってなければいいなと祈るような気持ちでカーテンを開けると僕の車のボンネットの上に30センチ以上雪が積もっていました。
僕の頭の中は言い訳のシュミレーションでフル回転となりました。

どんなに急いで会社に行っても雪掻きの儀式には出遅れで遅すぎる時間なのです。

私は急いで支度をして会社に向かい車を走らせて駐車スペースの端に申し訳なさそうに車を停めてから、雪にまみれ真っ白になりながら雪掻きする仲間向かってに深々と頭を下げこれでもかってくらいに大きな声で「おはようございまっす!すいませんでした!」と叫びました。

でも、この日は職場の仲間に一日中無視されていました。
いつもの仕返しをされてしまったのです。